2024/08/21 12:00

2013年にクリスティーズのオークションで落札したボトルです。

<2024/7/22抜栓>
Domaine Bernard Dugat-Py 1998 Charmes-Chambertin

抜栓直後はやや閉じた香りでしたが、すぐに開いてきました。
スーボワ、下草、シャンベルタン特有の鉄っぽさがあり、色合いは、エッジにオレンジが入っています。
タンニンは完全に溶け込み、癒し系の旨味にあふれていました。
熟成の早いシャルムだからか、ピークはやや過ぎているように感じました。

香りの落ちが早めですが、そこはデュガピィ。バランスが崩れていきません。
球体が丸さを保ったまま時間とともに小さくなっていくイメージに近いです。
デュガピィは樽が強めで日本人の好むエレガントなワインでこそないですが、樽使いも上手でアルマン ルソー並みの安定感や凝縮感があります。
濃厚なソースのフレンチに合わせて飲むにはピッタリです。

本当にヴィンテージワインはボトルの上下で香りと味わいの変化が大きいですね。
料理に合わせてワインの味わいの変化も楽しめるのがブルゴーニュの良さだと思います。
同じオークションで購入したマジ シャンベルタン1998も近々開けてテロワールの違いを確かめたいです。

★当店オーナー評価:4.1/5.0★


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